助成・表彰対象者

平成21年度 助成・表彰対象者

 (財)とよしん育英財団では、平成21年度の地域で活躍する教育・文化活動の助成・表彰対象者を決定し、助成金の贈呈・表彰を行いました。
 21年度の対象者は助成2件 教育文化賞2件 教育文化奨励賞4件です。
 なお応募総数は23件で、西三河地区他、日進市から寄せられました。

平成21年度 助成・表彰対象者

助成の部(敬称略・順不同)

加藤 英治(和紙工芸家)

推薦理由

 昭和63年和紙工芸家山内一生氏に師事し、和紙工芸の技術向上と表現方法の確立に日々研鑚を重ねている。特に和紙工芸の制作において、新たに糸を張り巡らせたものを道具に見立てた紙漉き技法を開発し、表現の範囲を大きく前進させた。このことは、紙産業界にとっても、紙の新たな可能性を見い出せると期待している。また、この表現により日展を始めとする展覧会に入選等しており、工芸界全体で将来を嘱望されている。さらに、小原地域においては、小原和紙工芸会に所属し、若手作家のリーダーとして地域の発展に大きく寄与している。

主な実績
平成14年 日工会展 新人賞 日展 入選(以後5回入選)
平成15年 豊田市民美術展 豊田市議会議長賞
平成17年 日工会展 奨励賞
平成18年 波光会展 中日賞
平成19年 波光会展 東海テレビ賞
平成20年 日展東海展 中日賞

小久保 光将(造形作家)

推薦理由

 豊田市出身。愛知教育大学大学院を修了後、県内外にて制作活動を続けている。銅合金、アルミニウム合金等を用いて鋳造による立体造形作品、工芸作品を制作。主に粘土、石膏などにより原型制作を行い、手加工・機械加工による仕上げの後、伝統的着色等の表面処理を施す。また一方で、市民講座を開講し、小学校低学年でも制作できる鋳金の講師を担当するなど、「鋳金」という特殊な分野を周りの人にも多く認知してもらえるよう日々努力している。さらに、芸術の分野での産業廃棄物の処理方法を見直し、環境問題にも取り組んでいる。

主な実績
平成10年 第1回佐野ルネッサンス鋳金展 奨励賞
平成13年 第50回豊田美術展 豊田市議会議長賞
平成19年 第4回佐野ルネッサンス鋳金展 優秀賞
平成21年 第5回佐野ルネッサンス鋳金展 奨励賞

教育文化賞の部(敬称略・順不同)

西尾 一史(小原中学校講師)

推薦理由

 平成11年から小原中学校が始めた四季桜の挿し木と育成の講師を務める。小原地区の四季桜を挿し木で増やし、25年余にわたり植栽に力を入れてきた。四季桜は増やすことが大変難しい樹種であり、かつて小原森林組合長を務めた時から試行錯誤を繰り返し研究を進めた。ノウハウをある程度確立した現在でも、何千本の挿し木のうち成長するのは数百本という。講師を引き受けてからは、終始指導に力を入れるとともに、中学校前同窓会長、現学校アドバイザーとして地域の中学校と生徒たちを見守り続けている。

主な実績

 小原地区内に約8千本以上ある四季桜のうち、7割強は西尾さんが苗を育て、25年かかって植えたものである。
 小原中学校の生徒と8百本以上の四季桜を地区に植栽させた。

小原和紙工芸会 代表 橋本 昇三

推薦理由

 昭和23年設立。「美術は産業の母体として、ここよりその土地の産業が生まれ、一家、一村、一国の幸福の源となるものである。」「自分たちのためではない、自分の子供や孫のために捨石になれ。」という信念の基、想像を絶する苦労の末、今日の基礎を築いてきました。小原地域に伝わる伝統的な和紙に芸術要素を加えた「小原和紙工芸」の普及発展を図り、地域文化の高揚や地場産業の育成に努めた。小中学校や福祉施設での美術工芸の指導、地域活動に協力するなど、和紙工芸の振興と発展に多大な功績を記した。

主な実績
昭和25年 小原農村美術館建設協力
昭和42年 アメリカ・ダラス愛知物産展に作品・講師派遣
平成7年 文部省指定伝統文化推進事業に委員・講師派遣
平成15年 年2回小原和紙工芸「工房めぐり」実施
平成17年 愛・地球博長久手会場に「小原和紙の空間」常設
平成20年 豊田文化功労賞   他

教育文化奨励賞の部(敬称略・順不同)

足助レディースパトロールセキュリティ隊 代表 藪下 順子

推薦理由

 平成16年、「自分たちの町を自分たちで守り、住みよい地域にしよう。女性の目線で地域に根ざした活動を行い、身近な犯罪からお年寄りや子どもを守ろう」と、足助地区で最初の女性防犯ボランティアグループを発足。高齢者や子どもにわかりやすいよう、犯罪情報や犯罪防止の方法などのチラシや紙芝居を、警察など関係各署の指導を受けながら作成し、敬老会などで披露する。また、独居老人宅へ戸別訪問してオレオレ詐欺の防止に積極的に活動している。子どもたちの安全確保のため、一緒に下校したり、パトロールを行っている。

主な実績
平成16年 地域安全研究会表彰
平成17年 足助警察署長感謝状
平成18年 県警本部長・県防犯連合会会長連名感謝状
平成19年 県警本部長・県防犯連合会会長連名感謝状
平成20年 県警本部長・県防犯連合会会長連名感謝状
足助警察署長感謝状

豊田市立寿恵野小学校 校長 榊原 昌子

推薦理由

 平成7年より、環境学習のため水田を借りて稲作体験活動を開始。また、平成12年に学校敷地内にビオトープが造成され、稲作活動をさらに発展させるため、ビオトープ内に2枚の水田を造った。ビオトープは、在来の生き物が生息する環境を子どもたちが間近で観察できるなど、かつての鴛鴨地区を再現したものであり、いのちの大切さを体感できる空間である。保護者の協力を得て、池の泥の撤去や老人会やNGO団体の支援で、間伐を行った。親子で環境講習会に参加するなど、幅広い学習活動を展開している。

主な実績
平成19年 花のあるまちづくりコンテスト 功労賞
平成20年 花のあるまちづくりコンテスト 功労賞
平成21年 全国学校ビオトープコンクール 銅賞
COP10パートナーシップ事業に登録認定
COP10とは生物多様性条約第10回締約国会議

日進市立西小学校 校長 新谷 裕

推薦理由

 平成13年度から緑化活動に力を入れており、ブドウ園やビオトープを設置するなど、子どもたち自らが体験する活動を通して、自然や社会に主体的にかかわる子どもの育成に努めている。地域の方の協力で、学校ビオトープのリニューアルや地域サポーターの導入、学校農園に間伐材を利用した活動を導入するなど、地域から全国へその活動をアピールしている。また、緑とのふれあいをさらに発展させ、地域環境の改善や温暖化防止活動にも進んで参加している。

主な実績
平成20年 エコ壁新聞学校賞
平成21年 愛知県学校等緑化コンクール入選(緑化推進委員長賞)
全国学校ビオトープコンクール 銀賞

柄澤 照文(ペン画家)

推薦理由

 愛知県出身。昭和60年足助町に滞在し、町並みや三州足助屋敷の職人などを描く。懐かしさとあたたかさが感じられるタッチで、足助の素朴なイメージとマッチし、観光冊子のカットや各種観光イベントの案内看板やポスターなどを手掛け、広く地域住民や訪れる観光客にも知られ、足助のイメージアップ・観光イベントの定着に貢献した。また、『塩の道旅日記』を出版し、足助のよさをペン画とともに紹介している。

主な実績

絵葉書「晴れた日足助」
トピックス足助のカットイラスト
「足助あじな旅」のカットイラスト
中馬のおひなさんポスター・マップのデザイン
「塩の道旅日記」発刊