助成・表彰対象者

平成19年度 助成・表彰対象者

  • (財)とよしん育英財団では、平成19年度の地域で活躍する教育・文化活動の助成・表彰対象者を決定し、助成金の贈呈・表彰を行いました。
  • 19年度の対象者は助成5件 教育文化賞1件 教育文化奨励賞6件です。
  • なお応募総数は25件で、西三河地区他、名古屋市、日進市から寄せられました。
  • 平成18年度 助成・表彰対象者

助成の部(敬称略・順不同)

豊田市美術館作品ガイドボランティア
代表 金田 季三 会員21名

推薦理由

  • 平成9年、美術の教育普及を目的に20代から80代の会社員・主婦などの美術に造詣の深い市民により豊田市美術館を中心に発足。
  • 10年にわたり豊田市美術館の来館者にむけてガイドツアーを行い、美術館や作品の理解を手助けし、美術ファン拡大に努めている。
  • また、小・中学校への美術学習では、出張授業など他美術館に類を見ないほどの活動実績を持ち、学校の授業だけでは得られない「感動体験」の手助けを行い、豊田市の美術文化向上に大きく寄与している。

主な実績

平成9年 豊田市美術館来館者・団体へのガイドツアーを開始
平成10年 市内小中学校が行う「美術館学習」にあわせて事前出張授業を開始
平成19年 愛知県ボランティア活動功労者表彰受賞

杉浦 潤子(合唱指導者・ピアニスト)

推薦理由

  • 豊田市立崇化館中学校、名古屋市立菊里高校音楽科と進み、平成元年愛知県立芸術大学卒業後、ドイツにてクラウス・ヘルヴィッヒ氏の指導を受ける。
  • 平成3年にはパリでダリウス・ミュー生誕百年記念リサイタル出演。同年愛知県立芸術大学大学院音楽研究科(ピアノ専攻)修了。
  • 豊田市民合唱団のピアニスト等を務め、同時に豊田市少年少女合唱団のピアニストに就任し、他の指導者と力を合わせ、合唱コンクールで優秀な成績を収めるなどレベルの高い合唱団に育てあげた。
  • また、市内のイベント出演や海外の少年少女合唱団との交流も積極的に取り入れるなど、合唱活動を通した青少年の健全な育成に寄与し、豊田市の音楽文化の振興と発展に貢献している。
  • また、個人的にも将来はピアニストとしての活躍が大いに期待される。

主な実績

平成11年 豊田市文化奨励賞
平成9年 豊田市少年少女合唱団海外演奏会引率(イギリス)
平成10年 豊田市美術館コンサート出演
平成17・19年 豊田市少年少女合唱団海外演奏会引率(オーストリア)

個人では平成6年吹田音楽コンクールピアノソロ部門激励賞等多数受賞
現在は、豊田市少年少女合唱団のピアニストを務めるとともに、名古屋文化学園保育専門学校で講師をしている

高崎 真介(作曲家・ヴァイオリニスト・指揮者)

推薦理由

  • 岡崎市出身。4歳より才能教育研究会豊田支部でヴァイオリンを始め、平成9年東京音楽大学院を卒業後、作曲を西村朗氏、指揮を紙谷一衛氏に師事。
  • 東京で演劇やミュージカルの作曲を手がけ、近年は豊田市での音楽活動も積極的に行う。チェロアンサンブルFESTIVAL等では自作曲を指揮。
  • 夢コンサートでは作曲・指揮・脚本を担い、劇の要素を取り入れた斬新なコンサートを完成するなど、作曲・指揮者として将来の大成が嘱望される。
  • 音楽を最先端の科学ととらえ、人を優しくしたり、生きる力を与える音楽を豊田市から世界に伝えたいとする活動は、豊田市の音楽文化の普及・振興・発展に大きく寄与している。

主な実績

平成4年 「トヨタ地球環境憲章」制定、「燃料電池自動車(FCV)の開発開始。
平成13年 劇団カスタネットのミュージカル作曲を毎年行う
平成16年 チェロアンサンブルFESTIVALで作曲・指揮
平成17年 ゆめコンサート「チェロの森」で作曲・指揮・脚本
平成19年 堀公子ソプラノリサイタル「あじさいの詩」で作曲・指揮
豊田市文化奨励賞

石野歌舞伎保存会(含子供会員) 代表 安藤 一義

推薦理由

  • 江戸時代中期から西三河山間部で続けられ、昭和40年ごろまでに消えて行った農村歌舞伎を、平成13年度に中金町岩倉神社(市指定文化財)舞台の大改修を機に、そのこけら落としとして歌舞伎興行を復活させた。
  • 現在は、子供から年配者までが歌舞伎を演じ、他の地域の農村歌舞伎と合同公演を開いている。
  • 消えかかる伝統芸能を地域が一体となり復活・継承し、他の地域の歌舞伎保存会と連携しながら後世に伝える活動は地域文化の活性化に大きく寄与している。

豊田市郷土史研究会 会長 若子 旭

推薦理由

  • 平成13年、豊田市民に郷土の歴史を知ることで、郷土愛を育んでもらいたいと発足。
  • 以降6年間資料集めからまとめにいたる「地道で根気の要る作業」を続け、郷土研究家で構成する市内最大の郷土史研究会となる。
  • 毎年、会員の研究成果を発表する研究紀要を発刊するとともに、講演会・研究発表会などを開催し活発な活動を続け成果を上げている。
  • また、毎年郷土史に関わる調査を豊田市教育委員会から受託されるなど豊田市の郷土研究に欠かせない団体となっており、その活動と研究資料は豊田市の歴史と文化の奥深さを再認識するうえで貴重であり、多大な足跡を残している。

主な実績

研究紀要の刊行 年1回
機関紙「まほろば」発刊 年3回
研究発表会 年1回
現地見学会  年2回

教育文化賞の部(敬称略・順不同)

都築 和子(合唱指導者)

推薦理由

  • 大学在籍中より合唱の指揮を務め、卒業後に東海女声合唱団を設立、本格的な合唱活動を始める。
  • その後、豊田ひまわりコーラス常任指揮者、豊田市少年少女合唱団指導者を設立当初から13年間務め現在の基盤を築く。
  • 昭和56年「とよた第九交響曲演奏会」の合唱指導と団運営に係わり、以降14回の市民の第九を成功させた。
  • また、豊田市民合唱団団長、愛環音楽連盟副会長を務めるなど、地域の合唱活動の要となり、クラシック音楽の普及と地域文化の振興・発展に多大な貢献をしている。

主な実績

昭和47年 「豊田ひまわりコーラス」常任指導者
昭和52年 「豊田市少年少女合唱団」指導者
昭和56年 「第九を歌う市民の集い」指導者を務める
昭和60年 「豊田市民合唱団」を設立、平成3年より団長
平成8年 「とよたクラシック音楽同好会」設立
平成9年 「愛環音楽連盟」設立
平成13年 ラジオ・ラビート「クラシックの森」のパーソナリティー
平成17年 豊田文化功労賞

教育文化奨励賞の部(敬称略・順不同)

木下 浩美(ピアニスト・オルガニスト)

推薦理由

  • 平成4年、前林交流館にて「こんなに楽しいキーボード講座」講師を始め、以来15年間にわたり各地域の交流館において、音楽会や文化講座をボランティアで開催し、地域の音楽文化の普及に貢献している。また、介護施設を訪問し、演奏活動を通してお年寄りと触れ合いを深め、一緒に演奏することで生きがいを与えている。チャリティーコンサートなどに自ら海外の演奏家を招くなど各種企画し、「幅広い音楽で多くの人が集うステージ」にと小学生らの絵や映像とのコラボレーション。
  • コンサートに小学生の合唱を参加させるなど、音楽教育にも多大な貢献をしている。

主な実績

平成14年 豊田市立越戸保育園にて演奏
平成15年 東山デイサービス慰問演奏
豊田市役所主催「エイズキャンペーン」演奏
平成16年 国際ボランティア団体チャリティーコンサート企画・出演
平成17年 豊田市美術館コンサート「ニューヨーク紀行」出演
平成19年 (財)ドナルド・マクドナルド・ハウス チャリティーコンサート企画・出演
現在 日本オルガニスト協会会員

崇化館中学校 ボランティア部「麦の会」 代表 浦野 憲治

推薦理由

  • 昭和51年に相次ぐ事件・事故により失われた崇中生の自信を取り戻そうと発足。
  • 以来30年間にわたり地域に貢献する福祉教育活動を続けている。
  • 地域の方々の信頼も厚く高い評価を得ている。
  • 特に平成元年度より部活動となり「奉仕活動」「福祉活動」「地域活動」の3本柱で幅広く活躍。障害者福祉会館・老人ホーム・子育て支援センターへ毎月訪問、週2回朝の校区・地域の公園を清掃するなど多年にわたる福祉活動の実践を通じて福祉教育の推進と健全な生徒の育成に尽力している。

主な実績

平成13年 ひまわり褒賞
平成15年 国土交通省「道路愛護団体表彰」
平成16年 愛知県青少年育成県民会議 青少年団体表彰
平成17年 豊田市長表彰・ライオンズクラブ表彰
平成18年 ひまわり褒章・コミュニティ賞
平成19年 豊田市文化振興財団青少年奨励賞

豊田市民陣中太鼓連 代表 原田 千富士

推薦理由

  • 昭和56年、特徴のない新しい街に稲武町に伝わる戦国武将武田信玄の陣太鼓を伝えることにより、心の輪を広げ楽しい郷づくり・暖かい街づくりの礎にしたいと発足。
  • 以降26年間地域の方々に理解され活動をすすめてきた。
  • また、県外へも活動の場を持ち、多くの人々に親しまれ喜びを与えている。中学校の文化祭・豊田市民マラソン大会・記念式典等で演奏する機会も多く、時には豊田市身障協会など各和太鼓部に講師を派遣するなど、地域の文化振興・青少年の健全育成に尽力している。

主な実績

昭和63年 日本青年太鼓祭り第1回大会参加
平成元年 愛知県太鼓連盟結成に参画
平成2年 デザイン博「和太鼓のつどいIN豊田」参画

その他豊田市内における公的行事、文化行事、体育行事等多数の参加実績がある。

平成12年 豊田市文化振興財団功労賞

岡崎市立秦梨小学校 校長 岩瀬 敏彦

推薦理由

  • 平成12年に放置林化した学校の裏山を「小鳥が集いササユリが咲き競う山にしたい」といった子供たちの願いを実現するために「里山再生計画」を練り、活動を開始した。
  • 以降8年間、子供の豊かな感性や実践力を養うことを目的とし、間伐・植林・山道整備等の活動を行っている。
  • 伐採した竹を利用し竹ぼうき等を作るなど、効果的に活用している。
  • 春は、お世話になった方を招き「山菜会食会」。
  • 秋には、伐採した木を利用して栽培したシイタケ・ナメコ等を収穫し、地域の老人クラブや一人暮らしのお年寄りを招き「収穫祭」を行っている。
  • 活動を通し、自然の恵みに感謝し、年長者を尊敬する心を育んでいる。

主な実績

平成12年 第49回読売教育賞最優秀賞 他
平成13年 全国小学校・中学校環境教育賞 他
平成16年 国土緑化推進機構会長賞 他
平成17年 全国学校ビオトープ・コンクール激励賞
平成18年 県知事賞・農林水産大臣賞 他
平成14・15・16・18年 学校関係緑化コンクール各賞

岡崎市立常磐中学校 校長 太田 恭子

推薦理由

  • 平成12年、中学校舎新築に伴い常磐小学校敷地内で中学生と小学生が学校生活を送る「小中共同生活」を始めた。これにより、小中の交流が活発化。豊かな心の育成を目的とする合同授業研究・外部講師を招くふれあい教室の合同実施・運動会等の行事共同開催など数々の実践を行ってきた。平成15年に校舎が完成し、共同生活は終わったが小中交流活動は継続している。本年度は交流を進めていく中で、生命の尊重・いじめの撲滅などPTAや地域の協力の下、研修実践を進めている。

主な実績

平成12年 小中共同生活開始
平成13年 第1回小中共同合同運動会開催
平成14年 小中連携教育研究会
平成16年 岡崎市教育文化賞
平成18年 博報賞
平成19年 豊田市文化振興財団青少年奨励賞

刈谷市立住吉小学校 金管バンド部 代表 篠田 清隆

推薦理由

  • 昭和46年トランペット鼓隊として誕生。平成18年に「地域に愛される金管バンド部」を目指し、名前を変え活動を開始。
  • 校内で定期演奏会を開催したり、校内だけでなく「あったかハートまつり」「ふれあいアクアモールフェスティバル」「元刈谷芸能発表会」等地域行事で演奏する等地域の音楽文化の普及に貢献している。
  • コンクール・アンサンブルコンテスト・バンドフェスティバルといった対外的な演奏の場にも積極的に参加し、近年は数々の優秀な成績を修めており、将来性のある部活動として活躍が期待される。

主な実績

平成19年 こども音楽コンクール地区大会優秀賞
全国学校合奏コンクール小学生の部 愛知県大会最優秀賞
全国学校合奏コンクール小学生の部 東海北陸大会優良賞

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