助成・表彰対象者

平成17年度 助成・表彰対象者

  • (財)とよしん育英財団では、平成17年度の地域で活躍する教育・文化活動の助成・表彰対象者を決定し、助成金の贈呈・表彰を行いました。
  • 17年度の対象者は助成5件 教育文化賞2件 教育文化奨励賞9件です。
  • なお応募総数は45件で、豊田市、岡崎市、刈谷市、安城市から寄せられました。

助成の部(敬称略・順不同)

土橋みどりの少年団 代表 赤井 俊郎

推薦理由

  • 昭和63年、周囲の急速な工場化・住宅化による緑化減少の中、豊かな緑に包まれたゆとりある学習環境作りを目指し発足。
  • 国道斜面を利用した花畑「土橋百花園」を開園し、地域と一体になり維持管理をしている。
  • また、神社等で採取したどんぐり種子を栽培し、苗木を各地に植樹するなど広く緑化運動を進めている。(12年度 教育文化奨励賞 受賞)

主な実績

平成11年 県みどりの少年団交換会活動発表 県知事賞
平成13年 緑の少年団育成会等表彰
国土緑推感謝状
平成15年 全国育樹祭県緑化功労者表彰
平成17年 緑化推進運動功労者

たんころりんの会 代表 河合 康男 会員 20名

推薦理由

  • 和紙を巻いた竹かごの中に火をともす「たんころりん」を通して、地域の活性化と愛着心醸成を図る。
  • 夏至には、消灯運動の一環として、夕方から中心街に500基ものたんころりんを照らすイベントを実施し、多くの観光客を魅了した。
  • また、平成17年には、愛・地球博にてたんころりん作りを体験する講習会を行い、多くの人が参加した。

主な実績

平成17年 活動内容
・愛・地球博 体験講習会 参加
・夏至に合せて消灯運動 町内に500基点灯
・テレビアニメ「サザエさん」のオープニングでたんころりん放映

豊田市ジュニア マーチングバンド 団長 澁谷 朗

推薦理由

  • 豊田市及び近郊の小学校4年生から20歳までの青少年で構成され、平成8年に全国でも類のない公立のバンドとして発足。
  • 以来、地域や豊田スタジアムで開催される行事へ積極的に出演、また東海地区を代表して8回の全国大会へ出場し優秀な成績を収めるなど、内外から高く評価されている。

主な実績

平成8年 豊田市条例 表彰
平成10年 米国デトロイト市親善派遣団同行
豊田市教育委員会 表彰
平成17年 マーチングバンド・バトントワリング東海大会 一般の部第4位

NPO法人 早川流やぐら太鼓
理事長 蟹 一夫(太鼓グループ16団体)

推薦理由

  • 日本で伝統芸能として親しまれている盆踊りの太鼓を元に、宗家早川瑞祥が独自の太鼓奏法を確立し、「早川流やぐら太鼓」として創流、以来豊田市内を拠点に和太鼓による地域おこしを推進し、県内各地に数多くの太鼓集団を誕生させるなどふるさとの芸能集団として活躍している。

主な実績

昭和49年 早川流やぐら太鼓 創流
平成6年 地域伝統公演 愛知公演 出演
平成10年 日本太鼓フェスティバル 出演
平成16年 豊田文化奨励賞
平成17年 NPO法人の許可を受ける

神谷 久実子(かみや くみこ)(バレエ指導者)

推薦理由

  • 3歳でバレエを始める。短大卒業後、豊田バレエ学校に入学し、平成9年にロシアのバレエ団へ留学。
  • 帰国後は、多くのバレエコンクールで入賞するなど、新進プリマとして活躍。
  • また、平成14年には「神谷久実子バレエスクール」を開校、定期発表会や他のバレエ団との合同発表会の開催など、後進の育成に力を注いでいる。

主な実績

平成1・2年 埼玉全国舞踊協会 奨励賞
平成1・12年 全国バレエコンクールin Nagoya CBC賞
平成2・12年 東京新聞全国舞踊コンクール 入賞
平成13年 豊田文化奨励賞

教育文化奨励賞の部(敬称略・順不同)

豊田市立前林中学校 園芸部 代表(顧問) 石川 正樹

推薦理由

  • 花づくりの活動を通して生徒の育成を図っている。
  • 学年による花づくりを展開し、地域施設や家庭などに贈呈して交流を進めてる。
  • また、全生徒に校内のメイン花壇のデザインを募集し、それをもとに園芸部が花壇を制作している。
  • それをFBC(各県市、教育委員会等主催の花壇コンクール)に応募して、毎年賞を受賞している。 (平成12年度 教育文化奨励賞受賞校)

主な実績

平成11年 春花壇 文部大臣賞
平成12年 春花壇 県教育委員会賞
平成16年 春花壇 国土交通大臣賞
平成17年 秋花壇 県知事賞

井上町棒の手保存会 代表 堀 雄二

推薦理由

  • 昭和34年、愛知県の無形民俗文化財に指定されている「棒の手」を継続させようと発足。
  • 以来、児童に演技指導をして文化の伝承に努めるとともに、青少年の健全育成にも貢献している。
  • また、各地の祭やイベントにも積極的に参加し、平成17年には愛・地球博の「豊田市の日」において演技披露をするなど大きな役割を果たした。

主な実績

平成16年 2004浜名湖花博 演技披露
平成17年 愛・地球博 豊田市の日 演技披露
熱田神宮 尚武祭 演技奉納

※ その他、市や学校における記念式典・老人ホーム等で多数演技披露をしている

大沼雅楽クラブ(大沼小学校) 顧問 中島 弘嗣

推薦理由

  • 古くから地域に伝わる大沼雅楽を伝承を通して、世代を超えた地域の人々の交流やふるさとを愛する心の育成を目的に昭和60年に結成、以来20年にわたりに地道な活動を続けている。
  • 毎週、地域の方を講師に招いて練習をし技術に磨きをかけ、さまざまなイベントや地域の祭りに参加している。
  • 平成17年には「愛・地球博」にて演奏し、多くの見学者から喝采を浴びる。

主な実績

平成4年 テレビ愛知 テレビ放送
『ふれあい家族-伝えたいふるさとの音』
平成6年 名古屋NHKホール「山村展」出演
平成13年より毎年 福祉センター訪問
平成17年 愛・地球博 演技披露

豊田市立足助中学校 生徒会 会長 近藤 知子

推薦理由

  • 福祉教育活動の一環として、昭和48年から「小さな親切運動」と称し、老人ホームや病院等にヤマユリと手紙を贈る運動が始まった。
  • 昭和55年に「ASK(アスケ・スモール・カインドネス)活動」と改称し、年2回香嵐渓や老人ホーム等の清掃活動を中心に活動してる。
  • 以後、33年間にわたり、生徒会の中心的活動として継続されている。

主な実績

昭和57年 愛知県知事表彰を受ける

豊田市立矢並小学校 校長 宇野 真知子

推薦理由

  • 郷土の偉人「鈴木正三」のとりもつ縁から始まった、熊本県の本町小学校との学校交流「天草交流学習」を平成10年より実施している。
  • 5・6年生児童による3泊4日のホームステイ相互訪問をし、正三ゆかりの史跡見学や伝統芸能を互いに披露をするなど、幅広く学習しながら交流を深め友情を育んでいる。

主な実績

平成10年 本町小学校を作文・絵を中心に作品交流を開始
平成11~17年 ホームステイ交流を実施
平成17年 鈴木正三没後350年記念行事

岡崎市立河合中学校 校長 菅原 秀美

推薦理由

  • 昭和41年より岡崎ゲンジホタル(国天然記念物)の人工飼育を開始し、昭和43年から学区内の川へ幼虫放流を継続している。
  • 地域住民と協力しながらその保存に努め、学区のホタルは絶えることなく発生している。
  • また、保護活動を軸とした環境教育を推進し、豊かな心の育成を目指している。

主な実績

平成5年 全国野生生物保護実績発表大会 環境庁局長賞
平成10年 岡崎市教育文化賞
平成14年 全国小中学校環境教育賞奨励賞
平成16年 愛知県野生生物保護実績発表会
日本野鳥の会愛知県支部長賞

岡崎市立連尺小学校 伝承文化クラブ 校長 福應 謙一

推薦理由

  • 昭和59年、後継者が少なくなってきた「五万石太鼓」を子どもたちの手で守り育てていくために教育活動に位置付け、経験豊かな学区の古老や外部講師の指導を仰ぎながら活動を行う。
  • 学芸会、敬老会、子ども伝統芸能祭にて披露するかたわら、折にふれて各地の催しにも参加し、その趣旨の啓発にも努めている。

主な実績

平成12年 岡崎市五万石保存会創立30周年記念大会出場
毎年 岡崎市子ども伝統芸能祭にて演奏
学区敬老会にて演奏
平成17年 老人保健施設「さくらの里」にて演奏

岡崎市立細川小学校 校長 山本 光昭

推薦理由

  • 昭和57年に郷土芸能・御殿万歳を、平成12年には祭礼にのみ奉納されるチャラボコ太鼓を学校教育に取り入れ、クラブを発足、地域文化の継承に貢献している。
  • おめでたい場を祝う芸能であることから、市や各種団体から式典に招待され披露。
  • また本年度は「愛・地球博」や市教育文化賞記念の講演に出演。老人施設や福祉施設への慰問活動も行っている。

主な実績

平成4年 社会福祉協議会より感謝状授与
平成6年 岡崎市教育文化賞
平成11年 文部省「伝統文化教育推進校」の指定を受ける
平成17年 博報賞(文部科学大臣奨励賞)受賞

豊田市立小原中部小学校 校長 澤田 鉱八

推薦理由

  • 小原地区の特性・小規模校の特性を生かし、全校で和紙制作に取り組んでいる。
  • 毎年、地域の文化祭等に作品を出品し、参加者からの賞賛を得ている。
  • また、6年生は自分の手で制作した卒業証書を胸に巣立っている。
  • 伝統工芸のすばらしさを伝えるべき、地域文化の後継者として活躍している。

主な実績

和紙展示館に優秀作品を展示

教育文化賞の部(敬称略・順不同)

宮川 洋一(みやがわ よういち)(画 家)

推薦理由

  • 教職員を勤めながら、長年にわたり洋画(油彩画)を描き続けてきた。
  • 教職員退官後は油絵・水彩画教室を開き指導にあたる。
  • 平成13年にロンドンで開催されたイベントに出品するにあたり、初めて墨画で制作した。
  • その後、墨画により豊田市の名木を描き、後世に残すことをライフワークとし、その作品を名木の地元に寄贈している。

主な実績

昭和34年 春陽展 入選
昭和60年 ホワン・ミロ国際ドローイングコンクール 入選
昭和61年 現代日本絵画代表作家店出品(スペイン)
平成3年 春陽展会員推挙
平成12年 豊田芸術選奨受賞

安藤 静巒(あんどう せいらん)(書道家)

推薦理由

  • 書道家として活動。昭和57年より若手を中心に後進の指導にも力を注ぎ、書の勉強のため、年に1度は中国を訪れるなど、常に向上心を持って活動している。
  • 現在では、毎日書道展会員、全日本書道連盟正会員、日本刻字協会理事などを務め、地域の書道教育の発展に多大な貢献をしている。

主な実績

平成4年 日本刻字展 国際交流賞
平成4・6・8年 毎日書道展 優秀賞
平成5年 書真会展 特別賞
平成11年 毎日書道展 毎日賞

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