助成・表彰対象者

平成22年度 助成・表彰対象者

 (財)とよしん育英財団では、平成22年度の地域で活躍する教育・文化活動の助成・表彰対象者を決定し、助成金の贈呈・表彰を行いました。
 22年度の対象者は助成5件 教育文化賞2件 教育文化奨励賞7件です。
 なお応募総数は21件で、西三河地区他、日進市から寄せられました。

平成22年度 助成・表彰対象者

助成の部(敬称略・順不同)

豊田三曲会 代表 竹内 恵子

推薦理由

 昭和57年、筝(こと)・三弦(さんげん)・尺八(しゃくはち)という日本文化を代表する邦楽の普及を図る為、地域で活躍されている先生方が流派の垣根を越えて設立。毎年定期演奏会をはじめ、秋の市民茶会での野外筝曲演奏会、また、国際文化交流事業の文化使節団の一員としてデトロイト市や、ダービーシャー(英国)を訪問し、演奏会やワークショップなどを通して日本の伝統文化を紹介する等、国内外で活躍している。また、平成14年より市内の小中学校を対象に和楽器体験学習指導派遣事業において筝や尺八の体験指導を実施する等、伝統文化の普及、発展、青少年育成に多大な尽力をしている。

 ※近江 雅楽千峰(雅楽千峰会)小林 満智子(こばやし会)杉山 玉扇(玉扇会)竹内 恵子(明恵会)宮原 春光山(春光会)宮原 泰子(青桐の会)竹下 正堂(竹友会)

主な実績
平成3年 米国・デトロイト市、カナダ・ウィンザー市へ豊田文化使節団邦楽部門として参加
平成6年 豊田文化協会特別賞受賞
平成14年 和楽器体験学習指導者派遣事業参加
平成16年 英国ダービーシャーへ豊田文化使節団として参加
平成18年 豊田市文化功労賞受賞

安藤 源一郎(漆芸作家)

推薦理由

 平成13年愛知県立芸術大学卒業、平成16年香川県漆芸研究所研究生課程修了後、豊田市で創作活動を続けている。和紙を貼り重ねた紙胎(したい)に、漆を塗り重ねて器物とする一閑張(いっかんばり)漆器を制作するが、愛知県では誰も行っていなかった蒟醤(きんま)技法を初めて取り入れた。これにより、表現の幅が広がり、当地における漆工芸の新たな道を切り開き、新たな可能性を見出すこととなった。この表現により、日本伝統工芸展を始めとする展覧会で入選するなど、工芸会全体で将来を嘱望され、若手作家のリーダーとして地域の発展に大きく貢献している。

主な実績
平成17年 日本伝統漆芸展 入選
平成18年 東海伝統工芸展 入選
平成20年 東海伝統工芸展 東海伝統奨励賞
日本伝統漆芸展 入選
平成21年 磯井正美賞展2009 磯井正美賞(最優秀賞)
平成22年 東海伝統工芸展 中日賞   他

田澤 恭子(ピアニスト)

推薦理由

 豊田市出身。3歳よりピアノを始め、東京音楽大学大学院音楽研究科器楽専攻鍵盤音楽研究領域ピアノ科を首席で修了、国立モスクワ音楽院マスタークラスを首席で修了するなど優秀な成績を修め、新進ピアニストとしての将来の大成が嘱望される。豊田フレッシュコンサート、クラシックフェスティバルなど豊田市で開催される音楽事業や知立・岡崎などの近隣市町村だけでなく全国的に活動し、チャリティーコンサート等の出演も積極的に行なっている。また、コンクールの審査員を務める等、後進の指導にも力を注ぎ、編曲や、詩人として活躍している。

主な実績
平成14年 第5回長江杯国際音楽コンクール 一般の部 2位
平成15年 第4回大阪国際音楽コンクール 大阪府知事賞(1位)
平成18年 第16回グレンツェンピアノコンクールファイナル 金賞グランプリ受賞
平成21年 豊田文化奨励賞受賞

安藤 尤京(書道作家)

推薦理由

 豊田市で書道教授をし、後進の育成をする傍ら、豊田書道連盟の理事として書道文化の向上に努めるとともに、中央において書と刻字の作品を発表。日本刻字展委員長賞受賞、日本最大の書道展であり、最も権威を誇る毎日書道展において一般公募部門の最高賞である毎日賞を24歳の若さで受賞し、周囲を驚嘆させるなど、新進書道家として将来の大成が嘱望されている。

主な実績
平成18年 毎日書道展U23刻字部奨励賞
平成19年 日本刻字展 委員長賞
毎日書道展 U23刻字部奨励賞
平成20年 日本刻字展 日本中国文化交流協会賞
毎日書道展刻字部門 毎日賞
平成21年 豊田文化奨励賞受賞   他

中根 栄二(彫刻家)

推薦理由

 豊田市出身。石彫を主な表現の対象として活動している。愛知県内だけではなく他県でも発表の場を設け、幅広く活躍している。また、「自身の活動のほんの一部でも町の活性化等の役に立つことが出来たらうれしい。」と考え、今後は野外や古い建物などとの空間での展示も試みたいと考えたりするなど、地域に対する考えも深く、作品を通して土地や土地で暮らす人々とのふれ合いを大事にするなど、地域文化の発展に大きく貢献している。

主な実績
平成2年 豊田市民美術展奨励賞
平成6年 豊田市民美術展奨励賞
平成8・9年 中部国画会奨励賞
平成10年 国画会彫刻部奨励賞
平成12年 国画会国画賞
平成14年 国画会T社奨励賞

教育文化賞の部(敬称略・順不同)

伊丹 靖夫(日本画家)

推薦理由

 豊田市在住。昭和46年白土会展に入選以来、数々の賞を受賞し日本画家として全国的に活躍。色彩をおさえた深遠な画面は、現実をはるかに越えた精神性の高いリアリティのある作品で、日本画の世界に伝統を乗り越えた新しい創造の新風を吹き込むもので、その芸術性は高く評価されている。また、平成18年から「とよたアートナウ」の企画、運営に携わり、斬新で探究心溢れる企画展を生み出し、地域の芸術文化の発展に寄与している。

主な実績
昭和46年 白土会展初入選
昭和52年 中部総合美術展準グランプリ受賞
平成4年 白土会会員賞受賞
平成17年 万博百景展出品
平成21年 豊田芸術選奨受賞

岡田 隆弘(プロデューサー)

推薦理由

 昭和49年豊田演劇集団を結成し、当地で演劇活動を開始。豊田市教育委員会主催豊田市青年学級演劇コースの講師を務め、スペース21、劇団PAIなど若い演劇人を育成。「市民創作劇場」を10年間プロデュースし、豊田市の演劇界に新風を起こした。さらには、日本最大級のプロジェクト「とよた市民野外劇」で総合プロデューサー、舞台芸術人材育成事業「とよた演劇アカデミー」の実行委員長を務めるなど、豊田市の演劇文化の進行と発展に寄与した。

主な実績
昭和49年 豊田演劇集団結成(スペース21へ改名)
平成5年 劇団PAI結成、天太鼓舞夢一座設立
平成12年 劇団ドラマスタジオ結成、主宰
平成15・18年 「とよた市民野外劇場」総合プロデューサー
平成20年 とよた演劇アカデミー設立
平成21年 豊田文化功労賞受賞

教育文化奨励賞の部(敬称略・順不同)

さとの声 代表 川谷 美代子

推薦理由

 平成11年設立。読み語り技術の習得と向上、お話・絵本の楽しさを地域に普及させる、活動を通して生き甲斐づくり、仲間づくり、地域奉仕などを目的としたボランティアグループです。地区にあるこども園や中学校の読み語りを行い、加納小学校の「すずかけ発表会」では影絵を使って発表するなど、本の面白さを伝えた。また、プロの絵本作家を招いて「わくわくコンサートin猿投」を企画、実践し子どもから大人まで本を楽しむ時間を提供するなど、地域文化に貢献している。

主な実績
平成21年 加納小すずかけ発表会上演
平成22年 わくわく事業で読み語りのあるコンサート実施

加納小学校・広沢子ども園・猿投中学校で月に1・2回読み語りを実施。(10年間継続)

特定非営利活動法人 子どもの国 代表 井村 美穂

推薦理由

 平成11年に、外国人児童生徒のために「ゆめの木教室」を開設。平日の下校後、子どもたちが日本の学校になじみ、主体的に学習に取り組めるよう、日本語の指導や課題の点検、基礎基本の学習支援等を続けている。また、学校と家庭の連携を図り、子どもたちの様子を保護者に伝えるとともに、学校の国際担当者とも定期的に面談し、情報交換を行っている。長年、外国人児童生徒の学習・生活の支援を献身的に行うことで、子どもたちの健やかな成長に大きく寄与した。

主な実績
平成20年 愛知県国際交流推進功労賞

ゆめの木教室
  1年間で224日、指導者数延べ1,783人
 参加児童延べ3,842人(11年間継続)

藤岡歌舞伎 代表 太田 伊津夫

推薦理由

 平成14年設立。藤岡歌舞伎は、古くは江戸時代後期に始まったとされる伝統芸能である。明治になって地区内各所で盛んに行われ、庶民の娯楽の一つとして多くの素人役者も輩出したが、時代の変化とともにすっかり影を潜め、民族資料館や各家庭などで、写真や歌舞伎衣装がわずかに残るだけとなっていた。しかし、藤岡商工会が中心となって復活が呼びかけられ、地区内の有志が集まって歌舞伎の上演を行った。そして毎年、地域フェスティバルで上演を続けるとともに、近隣や県のイベントに参加し、会員の育成に努力するなど地域文化の発展に寄与している。

主な実績

毎年ふじおかふれあいフェスティバル・紅葉まつりでの上演
近隣の歌舞伎イベント・県イベント参加

ハンドベルチーム チアーズ 代表 宇井 妥江

推薦理由

 平成15年設立。指導者である宇井氏は、石畳小学校の教師時代に教育の一環としてハンドベルを取り入れ、その魅力を知った生徒らの情熱や希望を失わせることのないよう、石畳小学校卒業生と有志でハンドベルチームを結成した。今では、藤岡地区を代表する文化の一つとしてすっかり定着するとともに、多くの地域住民からも支持を得ている。また、各地域でのイベントや世界大会に参加し、愛知万博では、藤岡地区のフレンドシップ国のパプア・ニューギニア国と演奏し、以後同国独立記念イベントに参加するなど友好関係の一端を担ってきた。

主な実績
平成17年 愛・地球博パプア・ニューギニアナショナルデー会場で演奏
平成18年 鞍ヶ池各国ナショナルデー記念イベントで演奏
平成20年 パプア・ニューギニア造形美術展開幕式で演奏(愛知県緑化センター)

自立のための道具の会 代表 鈴木 禎一

推薦理由

 平成5年設立。大工や左官などの専門的な技術を持った職人が集まり、日本古来から伝わる技術や最新鋭の技術を生かし、発展途上国の人々の生活の質の向上を手助けする活動を行っているNGO団体です。豊田市やアジアを中心に専門家の技術を生かした様々なプロジェクトを展開している。また、愛知県教育委員会から国際理解講座として認められており、常滑市の青梅中学校、旭地区の小中学校でも課外授業として取り上げられ、ミニワークショップ活動をした築羽小学校が平成18年「ひまわり褒章」を受章した。「物を大切にする心」や「国際協力」など子どもに対する情操教育の一助になっている。

主な実績
平成11年 第5回NHK東海いぶき賞
第9回ホビー大賞
平成13年 ボランティア国際年記念愛知つなぐ輪 映像交流祭賞

ピアチェボーレ 代表 杉浦 恵子

推薦理由

 平成12年、幼稚園の母の会で学生時代に音楽を専攻した有志4名で音楽演奏によるボランティア活動団体を発足。「子育て中の母親に勇気を与える」「市民芸術活動を普及する」「子ども達に生の音楽とふれあう機会を作る」の3つを目的として、4月~8月は練習活動を行い、9月~3月は偶数月に演奏会を奇数月に演奏会の練習活動を行っている。小学校や幼稚園・保育園、児童養護施設、特別養護老人ホームでの演奏会や、子育て支援の演奏会、クリスマスコンサートやチャリティーコンサートなど地域文化の発展に寄与している。

主な実績

小学校(7校)幼稚園・保育園(17園)児童養護施設・特別養護老人ホーム等31ヶ所で計98回コンサートを開催

知立東小学校 和太鼓部「青龍」 代表 兼子 義信

推薦理由

 日本の伝統文化である和太鼓を部活動として行っている。在校生の46%が外国籍児童で、部員も35名中6名が外国籍児童であるため、レパートリーの中にサンバのリズムを取り入れるなど工夫している。地域の行事に積極的に参加したり、福祉施設を訪問したりするなど「学校と地域の連携」の強化のみならず、日本人と外国人が共に暮らす知立団地を中心とした「地域の活性化」「地域の共生意識の向上」に多大なる貢献をしている。

主な実績
平成21年 ブラジル移民100年記念の多文化共存イベントに参加
平成22年 COP10イベントに参加

毎年知立市・地域の老人ホーム・イベントでの演奏活動多数