助成・表彰対象者

2024年度 助成・表彰対象者

  • (公財)とよしん育英財団では、2024年度の地域で活躍する教育・文化活動の助成・表彰対象者を決定しました。
  • 2024年度の対象者は助成3件 教育文化賞9件 教育文化奨励賞14件です。
  • なお応募総数は38件でした。

助成の部(敬称略・順不同)

愛知県立豊田西高等学校吹奏楽部 
代表 伊東 大喜 (吹奏楽)

推薦理由

  • 当部は1年生から3年生までの68名で活動している。「自ら考える人であれ、音に対して謙虚であれ」を部のモットーとし、行事やコンテストに意欲的に取り組み、今年度は愛知県大会で金賞(21団体中8位)となった。しかしながら、楽器の老朽化が進み、使用の限界がきているものも多いため、楽器の修理代として助成金を希望している。

主な実績

2023年度 中部日本個人・重奏コンテスト(高等学校の部)
本大会 フルート独奏銀賞(東海・北陸大会)
2024年度 吹奏楽コンクール(高等学校の部)
愛知県大会 金賞(21団体中8位)

谷口 沙和 (ヴァイオリニスト)

推薦理由

  • 豊田市在住の豊田市ジュニアオーケストラOGのヴァイオリニストである。
    愛知県立芸術大学音楽部を卒業し、愛知・東京を中心に活動し、数々のコンクールで入賞している。
    敷居が高いと言われるクラシック音楽を身近に感じてもらうため、工夫を凝らしたコンサートを自ら多数、企画・開催し、また名古屋市内ホールとの共同プロジェクト「音楽のそばにあるもの」においてコーディネーターも務める。また愛知県名誉県民顕彰式などで推薦を受けて演奏披露するなど、今後の活躍が期待される。
    2024年豊田文化新人賞受賞。

主な実績

2016年 第26回クラシック音楽コンクール全国大会入選(~2018年)
2017年 第33回全日本ジュニアクラシック音楽コンクール全国大会審査員賞受賞
第1回豊田音楽コンクール第1位、豊田ジュニアオーケストラ結成
20周年記念東京公演においてコンサートミストレスを務める
2022年 愛知県名誉県民顕彰式等にて演奏
2023年 第26回とよたフレッシュコンサート出演

豊田市立高橋中学校吹奏楽部 
顧問 中村 清美 (吹奏楽)

推薦理由

  • 1、2年生の総勢35名にて活動を行っている。
    各種コンクールでの入賞を目指して、日々練習を重ねており、2022年より毎年西三河地区での大会で入賞するなど成果を上げている。また、地域からの要請に応じて各種イベントや定期的な行事等にも精力的に参加するなどボランティア活動にも力を入れている。地域の老人会での演奏会など好評を博しており、吹奏楽を通じて青少年の育成や、地域の活性化に大きく貢献している。

主な活動

2022~2024年 愛知県吹奏楽コンクール西三河北地区大会銀賞
高橋地区社会を明るくする運動での演奏
2024年 交流館祭での演奏
地域老人会での演奏

教育文化賞の部(敬称略・順不同)

松平わ太鼓 
代表 鈴木 隆之 (和太鼓演奏)

推薦理由

  • 1984年に、松平にあったと伝わる「三河雲竜太鼓」を打つことを目標に地域住民により発足し、その後、松平高校の和太鼓部の創設、指導にもあたり、現在はのべ230人ほどの青少年が参加している。当団体は本年40周年を迎え、記念公演を開催した。全国のコンテストでも何度も受賞する実力を備えながら、和太鼓の魅力を地域の文化として発信するため、愛・地球博やラグビーワールドカップをはじめとする市内外のイベントにおいての演奏やスタッフとしての参画、週2回の定期練習を重ねるなど、青少年の育成や、地域の活性化に大きく貢献している。

主な実績

2003年 第2回東京国際和太鼓コンテスト敢闘賞
2009年 第9回日本太鼓ジュニアコンクール特別賞
2011年 第10回東京国際和太鼓コンテスト優秀賞
2017年 第48回世界和太鼓打ち比べコンテスト3位
・おいでんまつりをはじめとする演奏依頼にも可能な限り出向き、年間40~50回のイベントに参加している。

東郷町無形民俗文化財 諸輪棒の手保存会 
代表 柘植 真言 (棒の手保存)

推薦理由

  • 諸輪地区に伝わる棒の手は、後世に伝えるために1970年に保存会を設立し、1979年に町指定無形民俗文化財に指定された。小学生等を中心に技術を伝授している。
    主な活動内容は、会員の定期練習、神社等の祭礼での奉納のほか、敬老会や伝統文化発表会に出演し、演武を披露するなど積極的に地域と交流しながら、普及活動を行っており、地域の伝統文化の継承に大きく貢献している。

主な活動

1970年 保存会設立
1979年 東郷町無形民俗文化財指定
2023年 諸輪地区「敬老会」での演武披露
白鳥神社 例大祭奉納
町伝統文化発表会出演

羽根田 菖風 (書道家)

推薦理由

  • 永年にわたり、書道に造詣を深め、2010年第27回産経国際書展にて会長賞を受賞した。楊蟲エ、呉昌碩等の書法を研究し、独自の書風を確立するなど、国内外よりその芸術性は高く評価されており、中国他海外の作品展にも多数出品している。攻玉書会を運営補佐し、後進の指導や育成を行っている。豊田書道連盟では2017年に副理事長を歴任し、2021年に理事長に就任した。連盟事業の推進を図り、団体の発展に寄与するとともに豊田市の書道文化の振興と発展に多大な功績を残している。2023年豊田文化功労章受賞。

主な実績

2005年 愛知万博「咲きほこる伝統」EXPOドームに参加
2006年 第44回豊田市民美術展 豊田市長賞
2010年 第27回産経国際書展 会長賞
2012年~ 市内小中学校書写指導補助ボランティア(現在に至る)
2019年~ 豊田市美術展運営委員を務める。
2021年 サロンドアールジャポネ2021参加(フランス)

田中小夜子 
(花柳うた紅)(舞踊家)

推薦理由

  • 1971年に花柳流師範免許を取得し、「うた紅会」を設立した。1981年より20年間続けた日舞公演「うた紅の会」の他、ボランティアによる日舞披露だけでなく、2010年に行われた「子供アート体験プログラム」において日舞指導など、幅広く活動している。その功績は多数受賞されるなど高く評価されている。また1997年から6年間豊田日舞協会会長を務めるなど、地域における伝統文化の振興と発展に大きく貢献している。2008年豊田市文化振興財団功労賞、2023年豊田文化功労賞。

主な実績

1981年 「第1回うた紅の会」日舞公演開催(~2003年)
1997年 豊田日舞協会会長就任(~2003年)
2008年 豊田文化使節団として英国ダービーシャー市訪問
2017年 豊田市社協ボランティアセンターに「紅花会」として登録、2021年までに、18施設23回訪問し、日舞を披露した。
・「舞初め会」、「ゆかた会」を毎年開催。

石黒 美行 (陶芸家)

推薦理由

  • 陶芸家の父石黒正之の元で作陶をはじめ、瀬戸窯業高等学校陶芸専攻科を修了後、陶芸家として長年活躍している。その作品は繊細かつ暖かみのある作風で、豊田市美術展をはじめ多数の入賞を受け、また愛知県内外にて30回以上個展も開催している。
    豊田市が主催する陶芸教室では、多数の交流館で長年講師を務めるなど市民文化の向上にも尽力した。豊田工芸協会では4期連続会長を務めるなど、その人望は厚く、陶芸分野のみならず、豊田市の工芸文化の振興と発展に大きく寄与した。2023年豊田文化功労賞受賞。

主な実績

1992年 愛知県文連美術展 教育委員会長賞
1999年 東海伝統工芸展 入選
2000年 豊田市美術展 高橋記念美術文化振興財団賞・奨励賞
・豊田市内小学校やこども園、交流館などで講師を務める。
 現在、豊田文化団体協議会委員、豊田工芸協会会長、障がい者作品展審査員を務める。

村山 哲 (彫刻家)

推薦理由

  • 豊田市出身の彫刻家。愛知県立猿投農林高等学校卒業後、彫刻を学び始め、1978年に日彫展及び日展において初入選し、1989年、1992年に日展で特選を受賞した。2000年には日展の審査員に就任した。2022年には日展において東京都知事賞を受賞するなど、彫刻界で高く評価されている。その作品は、出身校や豊田市役所をはじめ、公共施設などに数多く展示されており、2011年には豊田市美術館において個展を開催するなど、豊田市民の美術文化の振興と発展に貢献している。2023年豊田芸術選奨受賞。

主な実績

1978年 日展初入選(1989,1992年特選、2022年東京都知事賞)
日彫展初入選(2006年「道心」西望賞)
2000年 日展審査員就任(2001年会員)
2005年 日展推薦により首相官邸に「三勾思をゆ」展示
2006年 猿投農林高校創立100周年記念「百年の華」制作設置
2011年 豊田市美術館にて個展開催

豊田フィルハーモニー管弦楽団 
代表 川島 毅 (管弦楽団)

推薦理由

  • 1988年の発足以来、36年にわたり、豊田市においてアマチュアオーケストラとして活動しており、これまでに、定期演奏会を34回、家族向けコンサートを21回開催している。豊田市制60周年記念演奏会や、豊田ジョイントコンサートを開催したり、市民オペラや合唱団の演奏も担当するなど、市民にとって身近なオーケストラとなっている。また、三好小学校や朝日丘交流館、小原和紙のふるさとでの演奏など、地域での訪問演奏にも積極的に取り組むなど、地域の音楽文化の振興と発展に大きく貢献している。2024年豊田文化功労賞受賞。第12回(2011年)とよしん育英財団助成金給付。

主な実績

1988年 第1回定期演奏会開催(以後合計34回開催)
2000年 第1回ファミリーコンサート開催(以後合計21回開催)
2010年 豊田文化奨励賞受賞
2011年 豊田市制60周年記念 第15回第九演奏会
2024年 豊田文化功労賞受賞

豊田大谷高等学校ダンス部 
顧問 糸川 文祐香 (ダンス)

推薦理由

  • 2012年のダンス部発足より、ほぼ休みなく練習に励んでいる。豊田警察署と共同で行った防犯イベントをはじめとする地域のイベントにも年間30件以上参加しており、WE LOVEとよたサポーターズとして若年層向け啓発活動などに多数関わるなど、豊田市の活動にも大きく貢献している。
    その一方、年1回の発表会の他、全国大会にも9年連続出場し、2022年には日本高校ダンス部選手権(全国大会)にて準優勝するなど、高い評価を受けている。第18回(2017年)とよしん育英財団教育文化奨励賞受賞。

主な実績

2022年~ WE LOVEとよたサポーターズ、ラリージャパン応援隊・推進隊として活動。火災予防・選挙啓発動画に出演。
2022年 第15回日本高校ダンス部選手権スモールクラス全国大会準優勝
2024年 日本テレビ「DAYDAY」LOVEダン2024 優勝
全日本高等学校チームダンス選手権 9年連続全国大会
豊田市警察署と豊田市役所と防犯イベントを行う等。

豊田市立足助中学校生徒会 
会長 安藤 春希 (環境保全)

推薦理由

  • 1974年に病院などへヤマユリと手紙を送る形で始まったASK(AsukeSmallKindness)活動を中学生にできる地域貢献活動として内容を検討しながら継続している。
    今年はもみじの植樹より100周年の節目にあたり、「香嵐渓100年プロジェクト」が行われており、清掃活動だけでなく、間伐などを行い、もみじの生育環境を整える活動も行っている。加えて3年生は香嵐渓に咲くカタクリの花の減少の原因となっているキツネノカミソリという花の球根を採取、販売し、その売上をカタクリの保全事業に寄付を行うなど、地域に大きく貢献している。
    第6回(2005年)、第14回(2013年)とよしん育英財団教育文化奨励賞受賞。

主な活動

2024年 香嵐渓の紅葉やカタクリの保全活動への協力
キツネノカミソリの球根を採取、販売し、その売上で新たなカタクリの花を購入し、減少しているカタクリの保全を行っている。
香嵐渓100年プロジェクト募金活動への協力
足助の古い町並み等の清掃により景観保護に貢献

教育文化奨励賞の部(敬称略・順不同)

保見の歴史を伝える会 
代表 篠田 修 (歴史伝承)

推薦理由

  • 2017年に、保見地域の歴史を次世代に繋げることを目的として発足。その活動は多岐にわたり、定期的な学習会以外に、広見城址の整備や文化財の維持管理、また2020年に作成した「伊保郷史跡名所ガイドマップ」を作成し、これらを活用したボランティアガイド活動にも積極的に取り組んでいる。史跡巡りウォーキングのガイドや地域の小学校の歴史講座の講師を務めるなど、地域の歴史文化の発展や、活性化に大きく貢献している。

主な活動

2017年~ 地元小学校での学習支援(大畑小、西保見小)
2018年~ 定期的な学習会及び講演会の開催
2019年~ 広見城址の整備と戦国山城めぐりの実施
2020年 伊保郷史跡名所ガイドマップの作成・配布、看板設置
2023年~ 豊田市文化財の維持管理(草刈り)
2024年 「愛環ぶらっとウォーキング」への史跡ガイド協力

愛知県立豊田北高等学校吹奏楽部 
顧問 大久保 宏紀 (吹奏楽)

推薦理由

  • 音楽の素晴らしさを実感してもらうため活動に励んでいる。その活動は、各種コンクールにおいて優秀な成績を修めるなど実績を重ねている。また、毎年5月に開催している定期演奏会は、地域の方々が多数来場し、高い評価を得ている。演奏会開催にあたり、部員自ら地域企業へ協賛金の依頼をしているが、昨今の物価高騰などもあり、厳しい状況となっている。その他、楽器の修理代や楽譜購入なども必要であるが部活動費も限りがある。そのような状況においても演奏技術の向上や、音楽文化による地域貢献などを目指し、日々努力を重ねている。

主な実績

2023年 愛知県アンサンブルコンテスト
フルート四重奏銀賞、クラリネット四重奏銀賞
2024年 第79回東海吹奏楽コンクール高等学校A部門 銅賞
第67回中部日本吹奏楽コンクール本大会 銀賞
第24回 定期演奏会を豊田市民文化会館にて開催(毎年5月)

愛知県立豊田東高等学校合唱部 
代表 和﨑 結 (合唱)

推薦理由

  • 2022年度からコンクールやイベントへの本格的な参加などをはじめ、全国や県内の大会において優秀な成績を収めることができている。地域とのつながりを大切にした活動にも力を入れており、本年は崇化館地区二十歳のつどい記念演奏会や美里交流館きらめきコンサート他自治区秋祭り等の地域のイベントやボランティア活動にも積極的に参加するなど、合唱を通じて青少年の育成や地域の活性化に大きく貢献している。

主な実績

2022年 ボイスケアコンクール全国大会最優秀賞
愛知県ヴォーカルアンサンブルコンテスト金賞
愛知県合唱コンクール銅賞
2023年 愛知県ヴォーカルアンサンブルコンテスト金賞
愛知県合唱コンクール銀賞
2024年 愛知県合唱コンクール金賞

日近太鼓 
会長 吉口 照波 (和太鼓演奏)

推薦理由

  • 1994年、婦人会のメンバーが発足した「日近太鼓研究会」より10年後に「日近太鼓」として独立し、「日近衆」(大人)、「ひぢかっ鼓」(子ども)、「いぶき」(やぐら太鼓)に分かれ、稽古に励んでいる。1995年から毎年行っている「日近の里太鼓フェスティバル」をはじめ、地域に根差した活動を続け、2025年1月には「日近太鼓30周年記念公演」を予定している。どんな公演依頼にも前向きに応じ、現在までの出演数は900回を超える。これらの活動は地域の活性化だけでなく、幅広い世代の交流ももたらすなど地域の文化振興に大きく貢献している。

主な活動

1995年~ 「日近の里太鼓フェスティバル」にて演奏披露
1998年~ 日近の里「鯉のぼりあげ」にて演奏披露
2013,2024年 愛知県文化協会連合会西三河部芸能大会参加
2016年 岡崎市制100周年記念事業「文協芸能フェスティバル」や「文協芸能祭」(毎年開催)に参加
2025年 30周年記念公演予定(岡崎市民会館)

豊栄町一区木遣り保存会 
会長 夫馬 征義 (伝統芸能保存)

推薦理由

  • 2019年に幅広い世代間交流を通じて、材木を運ぶ際に息を合わせるために唄われた、日本の伝統文化である「木遣り」の習得、継承を目的として設立された。会員は発足時より倍以上となっている。その活動は、月2回の定例練習の他、地区の夏祭りをはじめとする地域の行事等で年間8回の木遣りを披露する他、ボランティアでごみ拾いや防犯見回り活動など多岐にわたる。これらの活動は、伝統文化の振興と発展だけでなく、地域の活性化にも大きく貢献している。

主な活動

2019年 保存会設立
2024年 豊田市博物館開館式、藤藪こども園運動会、豊栄町一区 夏まつり、豊田神明社大祭、防災ふれあいまつりトヨタすまいるイベント、トヨタ元町工場イベント、末野原交流館ふれあいまつり
2025年 愛知県体育館「IGアリーナ完成引き渡し会」参加予定

波多野 渚砂 (舞踊家)

推薦理由

  • 豊田市在住。6歳よりクラシックバレエをはじめ、国内外でのコンクールで優秀な成績を修め、ドイツ・東京でバレリーナとして活躍後、地元豊田市でバレエスクールを設立。指導を続けながら、自身もレッスンを継続し、ゲストとして様々な舞台で活躍する。声楽家である妹、波多野千夏(2023年第24回助成金支給)とともに「BonneSoiree~音楽とバレエの饗宴」を主催するなど豊田市で芸術を広げる活動も積極的に行っている。指導者としても多数受賞されており、自身の教え子たちが地元で発表する機会を作るなど、バレエを通じて青少年の育成や芸術文化の振興に大きく貢献している。2012年文化新人賞受賞。

主な実績

2009年 中国へ1年間留学後、ドイツ、東京のバレエ団へ入団
2010年 第1回クリエ全国バレエコンクール(高校生部門)第1位
2012年 ユースアメリカグランプリNY決戦TOP12
2019年 ベルバレエスタジオ設立
NAMUEバレエコンクールグランドファイナル最優秀指導者賞
2021,2024年 WBACgrand prix日本セミファイナル最優秀指導者賞

菊香 朝耀 (舞踊家)

推薦理由

  • 豊田市在住。20年に及ぶ若嵯流の内弟子を経て、豊田市菊香流に戻り、2000年に菊香流(旭会)を設立、2022年に菊香流3代目家元菊香朝耀を襲名。日本舞踊だけでなく、三味線や詩吟など様々な芸能との共演等により、互いの発展を目指し、共同で2017年に古典芸能協会を設立、会長に就任。また若手舞踊家の発掘、育成のために2024年に豊田市初の日本舞踊コンクール協会を設立、コンクールの開催も予定している。自身の活動も精力的に行うとともに、所属する豊田日舞協会においても、幅広い世代への普及、育成活動を行うなど地域の日本舞踊の振興と発展に大きく貢献している。2023年豊田文化奨励賞受賞。

主な活動

2003年 とよた衣をどり、名流会に参加
2006年 豊田市民野外劇に参加
2018年 第一回古典芸能祭典(豊田市能楽堂)開催(2021、2023年)
2022年 菊香流創流65周年にて、3代目家元襲名
2023年 豊田文化奨励賞受賞記念菊香朝耀リサイタル開催
2024年 豊田市初の日本舞踊コンクール協会設立、会長に就任

小林 幸枝 (華道家)

推薦理由

  • 豊田市在住の華道家であり、遠州古流家元代理として、小原・藤岡地区を中心に華道展などの活動を行っている。豊田市華道連盟においては1998年に理事就任、各役職を経て、現在副理事長を務める。その活動は、現在まで36回に及ぶ華展の開催や、老人保健施設でのボランティアによる華道クラブ活動、市民野外劇や英国への豊田市民文化使節団への参加など多岐にわたる。華道連盟としても豊田市のイベントに多数参加するなど、地域の華道文化の継承に大きく貢献している。

主な活動

1991年 豊田市文化振興財団チャリティー展参加(~現在に至る)
2006年 豊田市民野外劇に参加(2回)
2016年 おいでんアート体験フェア参加(~現在に至る)
2023年 豊田市民アート展参加(~現在に至る)
・豊田市華道連盟として「華道豊展」開催

紀平 佳丈 (木工作家)

推薦理由

  • 愛知県立芸術大学にて彫刻を学んだ後、山梨県の工房勤務を経て、現在豊田市小原地区に自身の工房を構える豊田市在住の木工作家である。その活動は、豊田市をはじめとした全国で多数の個展の開催やグループ展への参加などがあげられる。作品は木の器を中心に、手仕事にこだわった独特の緊張感のあるもので、京都の老舗料亭で使用されるなど、高く評価されている。全国紙でも取り上げられるなど知名度も高まっており、豊田市が誇る木工作家として、今後のさらなる活躍が期待される。2023年豊田文化奨励賞受賞。

主な活動

2013年 グループ展「千皿展」(三重県)参加
2014年 「紀平佳丈 木の器展」(豊田画廊にて以後隔年開催)
2016年 「紀平佳丈木工展」(京都、埼玉)他多数開催(~2021年)
2022年 「木のあらわれ 木彫と木工」(猿投棒の手ふれあい広場)豊田市制70周年記念郷土作家美術品購入事業にて作品購入、「豊田市制70周年記念 芸術の隣人たち」(豊田市民ギャラリー)

後藤 美希 
(カラーガード指導者)

推薦理由

  • 豊田市ジュニアマーチングバンドTOYOTA Illusion Magic第1期生として活動後、学んだ芸術性を生かし、マーチングバンドにおいて旗などの楽器以外のものを用いて演じるカラーガードを指導している。小中学生を中心に指導にあたっており、中でも寿恵野マーチングバンドTGFをカラーガード部門で全国3位に二度導くなど尽力している。学校等へ赴き、指導を行うほか、自身でもカラーガード教室を設立し、指導、公演開催するなど、地域のマーチングバンド文化の振興と発展に大きく貢献している。2023年豊田文化奨励賞受賞。

主な活動

1997年 豊田市ジュニアマーチングバンドに入団
2007年 豊田市ジュニアマーチングバンドにて指導者として活動
名古屋市消防音楽隊カラーガード隊リリーエンゼルス所属(~2011年)
2012年 カラーガード指導者として豊田市内小中学校他にて指導
2017年 カラーガード教室「虹音rain」設立
2020,2023年 寿恵野マーチングバンドが全国大会にて3位入賞

日本舞踊瑞鳳流瑞鳳会 
代表 瑞鳳 澄依 (日本舞踊)

推薦理由

  • 1995年より日進市を中心に愛知県や東海地方で日本舞踊の発展と普及活動を続けている。東海地方で開催された「愛・地球博」をはじめ、近隣地域のみならず、東京、大阪の他海外からも招待を受け、舞踊会などに出演することで、伝統文化の継承、地域の活性化に貢献し、また日本舞踊の素晴らしさを発信している。毎年小学生向けの体験教室を開催し、若手の育成にも力を入れており、2023年に日本舞踊が国の重要無形文化財に指定されたことで、より一層裾野を広げる活動、伝統文化の伝承、指導等に尽力している。

主な活動

1995年 瑞鳳会設立
2005年 「愛・地球博」に出演
2011年 南京ジャパンウィークに招待を受け、日本の声優、歌手らとともに出席。南京大学にて日本舞踊講義を行う。
・毎年、日進市で行う「舞い初め会」をはじめ、「胡蝶をどりらいぶ壽初春華舞台」、「子ども歌舞伎公演」など多数公演を行う。

石野歌舞伎保存会 
会長 安藤 一義 (歌舞伎)

推薦理由

  • 2004年に貴重な文化遺産である「農村舞台」を芸能の伝統として甦らせるとともに地域の人々の交流や伝統文化の発展に寄与するため発足した。その活動は定例会など地域のイベントでの公演や指導があげられ、特に中学校で行われている「地域伝統学習」の指導では長年にわたり尽力し、演技指導のみならず、当日の舞台発表の裏方まで務め、地域講師としてなくてはならない存在となっている。
    第8回(2007年)とよしん育英財団助成金給付。

主な活動

2023年 稲生流 すずめの会(市民会館)公演
研修会(藤岡・小原・串原・長浜の各地区歌舞伎界連携)
2024年 定例会(年4回)、芸能祭り公演(岩倉神社農村舞台)
石野中学校ふれあい祭り(文化祭)公演
中金小学校学芸会公演

梅村 愛 (日本画家)

推薦理由

  • 豊田市在住の日本画家として、名古屋芸術大学美術学部日本画専攻科、同大学大学院にて日本画の基礎を学び、技術を磨いてきた。現在はフリーとして、日本画顔料の中間色を駆使し、叙情的な内的世界を描く作品を生み出している。その作品は美術界からの評価も高く、日展等の美術展でも入選している。また、豊田市をはじめとした近隣地域にて個展を多数開催しており、地域の芸術文化の発展と振興に大きく貢献している。第9回(2008年)とよしん育英財団助成金給付。

主な実績

2003年 日展入選(以降2007,2011,2014,2022,2023年)
2005年 日春展入選(以降2006,2008,2011~2013年)
2012年 第23回臥龍桜日本画大賞奨励賞受賞
2017年 個展開催(以降2019、2024年)
新日春展入選(以降2018,2021~2023年)

浄水里山づくりの会 
代表 茨 泰憲 (環境教育)

推薦理由

  • 2013年浄水北小学校開校前に、荒れた林を整備して、子どもたちが学べる学校林へと生まれ変わらせた。その後も定期的に整備を行い、10年以上にわたりサポートし続け環境教育に大きく貢献している。その内容は月2回の林をはじめとする整備や、生徒の授業だけでなく、職員研修にも講師として参加し、地域についての学習支援を行ったりしている。それ以外にも親子キャンプや自治区ウォーキングなどの地域のイベントを開催したり、地域活動の活性化や担い手の育成に大きく貢献している。2023年豊田地域貢献奨励賞受賞。

主な実績

2023年度 (公財)豊田市文化振興財団「豊田地域貢献奨励賞」受賞
2024年度 愛知県学校関係緑化コンクール(学校林等活動の部)で 「愛知県教育委員会賞」受賞
・主な活動として、学校林等の整備、授業の支援、地域への貢献を中心に年間を通して活動している。

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