助成・表彰対象者

2017年度 助成・表彰対象者

  • (公財)とよしん育英財団では、2017年度の地域で活躍する教育・文化活動の助成・表彰対象者を決定し、助成金の贈呈・表彰を行いました。
  • 2017年度の対象者は助成6件 教育文化賞4件 教育文化奨励賞7件です。
  • なお応募総数は29件でした。
  • 平成29年度 助成・表彰対象者

助成の部(敬称略・順不同)

生田 智子 (ピアノ奏者)

推薦理由

  • 豊田市出身。愛知県立明和高等学校音楽科、京都市立芸術大学を卒業後、ドイツマンハイム国立音楽舞台芸術大学大学院へ留学し研鑽を積む。
  • 日本クラシック音楽コンクール全国大会入選(平成21、23年)、アンドレア・バルディ国際ピアノコンクール第1位受賞している。
  • またドイツにてヒルデスハイム歌劇場管弦楽団と共演したり、イタリアボローニャにてコンサート開催、また平成28年には第19回とよたフレッシュコンサート出演や豊田市でソロコンサート開催など、将来の活躍が期待されている。
  • 平成29年公益財団法人豊田市文化振興財団豊田市文化新人賞受賞。

主な実績

平成21・23年 日本クラシック音楽コンクール全国大会入選
平成24年 第34回読売中部新人演奏会出演
ゴズラー国際ピアノマスタークラス参加、ディプロマ取得
平成25年 9月より1年間ヤマハミュージックヨーロッパドイツ奨学生
平成26年 ヒルデスハイム歌劇場管弦楽団と共演
アンドレア・バルディ国際ピアノコンクール第1位
翌年イタリアボローニャにて記念コンサート開催

樹神 有紀 (ヴィオラ奏者)

推薦理由

  • 豊田市出身。豊田市ジュニアオーケストラの卒団生であり、東京藝術大学博士課程を経て、現在は東京にて音楽活動中である。
  • 平成14年、13歳よりヴァイオリン奏者として豊田市ジュニアオーケストラに入団し、16歳でヴィオラへ転向する。
  • 平成22年、第20回日本クラシックコンクール全国大会弦楽器部門第2位、平成29年、ザルツブルグモーツァルト国際室内楽コンクール第1位グランプリをはじめ、各種コンクールで入賞、また豊田市ジュニアオーケストラ定期演奏会のソリストとしても演奏するなど、将来の活躍が期待されている。
  • 平成29年公益財団法人豊田市文化振興財団豊田文化新人賞受賞。

主な実績

平成22年 第20回日本クラシックコンクール全国大会弦楽器部門第2位
平成22・23年 「JTホール期待の音大生によるアフタヌーンコンサート」出演
平成23年 第18回日本演奏家コンクール全国大会弦楽器部門特別賞受賞
平成27年 リゾナーレ室内楽セミナーにて「緑の風奨励賞」受賞。
同年リゾナーレ音楽祭に出演。
平成28年 軽井沢国際音楽祭に出演
平成29年 ザルツブルグモーツァルト国際室内楽コンクール第1位グランプリ

科学の祭典実行委員会 委員長 伊東 久範

推薦理由

  • 平成25年度に「科学の祭典」という名称で第1回目を開催し、26年度からは「ながくてサイエンスフェスティバル」として長久手市文化の家で開催している長久手市との共催事業である。
  • 市内小中学生を対象に参加者の科学への興味、関心を深めさせることが目的である。
  • 子どもたちが科学工作や実験体験を通して、科学の楽しさ、大切さを感じることで、科学の視点から地域環境について考えられる次世代の若者を育てる一助になればと考えている。

主な実績

平成25年度 「科学の祭典」開催(第1回目)。
平成26年度 「ながくてサイエンスフェスティバル」開催
以後、毎年度実施している。
平成31年1月 サイエンスフェスティバル開催予定

長久手青少年音楽家 育成協議会 会長 青山 安宏

推薦理由

  • 平成27年発足。元教育関係者を含む7名で構成されており、長久手市にゆかりのある、将来を嘱望されている若い演奏家を育成する企画を立ち上げている。
  • 地域の人に若い演奏家を紹介し、応援する気運を盛り上げるとともに文化意識の向上を図っている。
  • 企画するコンサートに小中学生を招待し、その雰囲気に慣れ親しんでもらおうとしている。
  • 平成28年、29年と年1回「輝け!長久手フレッシュコンサート」を開催し、地域の音楽文化の振興に貢献し、今後の活動も期待される。

主な実績

平成28年・29年 「輝け!長久手フレッシュコンサート」を長久手市文化の家「森のホール」にて開催。
小中学生は無料で入場できるようにし、音楽に触れ合うことで、興味・関心を持ち、マナーを学ぶ機会を作った。

マツリダ レボリューションズ 代表 酒井 直美

推薦理由

  • 本団体は、とよた市民活動センターの登録団体である。
  • 小中高生のメンバーが高齢者施設やこども園等に出向き、普段コンサート会場などに足を運ぶことが困難である方のために、音楽を通して、癒しの時間を届ける活動をしている。
  • 平成29年度は豊田市「あそべる豊田」プロジェクトを利用して屋外ライブを行い、上郷交流館や柳ヶ瀬子どもつどいの広場、市民活動センターでは親子向けコンサート、小原福祉の里やトヨタ記念病院などの老人施設でのコンサート、他にも交流館祭など、豊田市や岡崎市でコンサートを開催し、多くの方から喜んでいただくなど貢献している。

主な実績

岡崎・豊田市内病院ロビー・老人ホームコンサート
岡崎・豊田市内保育園・未就園児向けコンサート
平成29年 豊田市市民活動団体登録
豊田市社会福祉協議会ボランティア団体登録
岡崎市社会福祉協議会ボランティア団体登録

豊田市ジュニアオーケストラ 団長 大山 輝美

推薦理由

  • 本団体は、豊田市における文化活動のシンボルとして、豊田市における青少年の音楽活動の中心となり、音楽文化の向上に寄与することを目的に、平成8年12月に結成された。
  • 約2年間の練習期間を経て、平成10年にデビュー後、現在に至るまで市内外にて活発な演奏活動を続けている。
  • 平成11年に第1回定期演奏会を開催して以来、毎年夏と春の2回、演奏会を開催し続けており、平成20年にはイギリスで英国親善演奏会を、平成27年にはアメリカで豊田市&デトロイト市姉妹都市提携55周年記念演奏会も行っている。

主な実績

平成11年~ 定期演奏会を開催(年2回)
平成20年 英国ダービシャー姉妹提携10周年にて訪英演奏
平成27年 米国デトロイト姉妹提携55周年にて訪米演奏
平成28年 東京にて結成20周年記念コンサート開催
その他、交流館などの市内行事で演奏活動を行っている。

教育文化賞の部(敬称略・順不同)

酒向 貞子 (音楽指導者)

推薦理由

  • 愛知県出身。愛知県小中学校教諭として勤務しながら、昭和55年より豊田市教職員音楽自主研究グループで子どもと共にミュージカル活動、授業研究、発声講座、演奏会などを企画実施し、豊田市立五ヶ丘東小学校長として平成17年に定年退職した後も活動を継続し、市内の学校音楽の向上に多大な貢献をしている。
  • また多数の合唱団を結成し、現在も指導している。
  • 他にも、市民野外劇の実行委員(平成15・17年)、豊田市ジュニアマーチングバンド運営委員長(平成24~27年)や豊田市少年少女合唱団運営委員長、オイスカボランティアNPOグリーングラスロッソ理事(ともに現在)を務めるなど、豊田市の音楽文化の振興と発展に寄与している。
  • 平成28年(公財)豊田市文化振興財団豊田文化功労賞受賞。
  • 同年、豊田市表彰受賞(個人・文化)。

主な実績

昭和60年 子どもたちとミュージカル活動開始(~現在)
同上30周年記念オペラを平成26年に総合プロデュースする。
平成14年 子どもや大人の合唱団を創設、指導(~現在)
平成17年 愛知万博地球村で音楽劇「土の力」演出
教職員のための発声講座開設
鈴木正三没後350年記念演奏会合唱指揮
平成25年 音楽発表したい人のためのライブを実施(~現在)
平成26年 豊田市少年少女合唱団イギリス派遣団長

石川 一成 (和太鼓奏者)

推薦理由

  • 昭和63年に代表として設立した太鼓サークル「華鼓」では、設立年より現在まで、東郷町民納涼まつりで演奏をするなど、多年にわたり伝統的な和太鼓の普及継承活動に貢献している。
  • また、障がい者にも和太鼓を楽しんでもらうために障がい者太鼓サークル「ひびき」と「こだま」も設立し、指導者として障がい者に演奏指導をしている。
  • このような普及活動は町内にとどまらず、日進市「遊鼓」、長久手市「響鼓」、瀬戸市「子供太鼓こまいぬ座」などの団体を設立し、演奏指導を行っている。

主な実績

昭和63年 太鼓サークル「華鼓」設立 代表就任
~現在 東郷町民納涼まつりで「華鼓」として演奏
平成8年 東郷町文化産業まつりで「華鼓」として演奏
平成9年 老人保健施設和合の里で慰問演奏
平成17年 愛・地球博で演奏
福祉施設東郷春木ケアハウスで慰問演奏

黒野 芝香(黒野 芳子) (書道家)

推薦理由

  • 永年にわたり、書道に造詣を深め、古典に立脚した幅広い作品を発表し、昭和61年に豊田市美術展で市長賞受賞や平成13年に第51回中日書道展中日準大賞受賞など多数の公募展で入選、入賞を重ねるなど、書道界でその作品は高く評価されている。
  • また豊田書道連盟等の多数の会の理事として、会員の増加や後進の育成、及び小学校やケアハウス、交流館などでのボランティア活動を継続し、地域の書道文化の振興と発展に多大な功績を残している。
  • 平成29年度豊田市文化振興財団功労賞受賞。

主な実績

昭和61年 豊田市美術展市長賞受賞
昭和63年 読売書法展特選 その後秀逸3回受賞
平成11年 第31回日本美術展覧会入選
平成13年 第51回中日書道展中日準大賞受賞
平成28年 第33回読売書法展読売新聞社賞受賞
平成29年 日本の書展招待出品

三後 勝弘(画家)

推薦理由

  • 岡崎市出身で愛知学芸大学美術科の卒業生である。
  • 昭和47年から4年間渡独し、ボン市ギャラリープロフィール展やデイブリュッケのグループ展などの展覧会にも出品している。
  • また、昭和36年に第46回二科展に初入選して以来、以後毎年出品している。
  • その後も数多くの作品を手掛け、幾多の賞を受賞している。
  • 平成24年に就任して以来、現在も二科展の評議員も務めており、地域の美術文化の発展に寄与している。
  • 平成18年には豊田市文化振興財団より豊田芸術選奨を受賞している。

主な実績

昭和36年 二科展初入選(以後毎年出品)
昭和41年 二科展創立50周年記念受賞
昭和45年 二科展特選
昭和52年 中部二科賞
平成8年 二科展会員努力賞
平成12年 二科ポルトガル展出品
平成18年 豊田芸術選奨(平成20年 受賞記念展)

教育文化奨励賞の部(敬称略・順不同)

豊田市立梅坪台中学校 吹奏楽部 顧問 國枝 和行

推薦理由

  • 平成28年の地区コミュニティ分離に伴い、梅坪台中学校の生徒の半数が新設の浄水中学校へ通学するようになった。
  • それにより、部員数は大幅に減少し、現在は17名であるが、練習を積み重ね、地道な努力で演奏力をつけて2年連続吹奏楽コンクール地区大会で金賞を受賞している。
  • 地域からの演奏依頼も多く、今年度は4回の公演を通して音楽による地域貢献を行っている。
  • 地域から愛され、期待されている吹奏楽部である。

主な実績

平成28・29年度 愛知県吹奏楽コンクール西三河北地区大会 金賞
愛知県吹奏楽コンクール愛知県大会 銀賞
中部日本吹奏楽コンクール西三河北地区大会 銀賞

地域での公演

・ 社会を明るくする運動(6/24)
・ 避難所体験ナイト(8/19)  ・ひまわり懇談会(9/18)
・ 梅坪台ふれあいまつりオープニングイベント(11/5)

松平竹和紙研究会 会長 河合 登

推薦理由

  • 平成14年4月、「天然資源の竹材を生かした特色ある竹和紙作りと生活文化の向上」を目指して、「松平竹和紙研究会」を発足した。
  • 地域の資源を有効活用しようと、高齢者を中心に、竹や竹皮を使用した和紙づくりの活動を始めた。
  • 指導者がいない中、小原地区などの和紙づくり先進地で作り方を学び、会員一人ひとりが試行錯誤しながら、より良い竹和紙の製作を目指して意欲的な活動を実施している。
  • 月3回の定例活動による会員の知識技量向上はもとより、各種イベントに参加して、子ども達を始め、多くの人に紙漉きを体験してもらうことにより、地域資源の活用を考える機会を提供している。

主な実績

平成23年 豊田市表彰
平成27年 新豊田市10年の取組功績感謝状授与
平成28年 各種イベント等による竹和紙紙漉き体験者 220人
わくわくワールドとよたものづくりフェスタ、交流館祭等

豊田大谷高等学校 ダンス部 代表 糸川 文祐香

推薦理由

  • 年間を通して、地域の「ふれあい祭」や祝賀会及び豊田市、みよし市の「産業フェスタ」や「おいでん祭」などのイベントに多数出演し、地域の活性化に努めている。
  • また、本年は「第7回全日本高等学校チームダンス選手権」及び「第10回日本高校ダンス部選手権」の中部地区予選で上位の成績を修め、横浜や北九州で開催された全国大会にも出場して優秀な成績を修めるなど豊田市の名声を高めるなど、地域に大いに貢献している。

主な実績

■ 平成29年度実績
・第7回全日本高等学校チームダンス選手権中部地区予選
 大編成の部3位、小編成の部4位…全国大会出場
・第10回日本高校ダンス部選手権中部地区予選スモールクラス準優勝
 …全国大会出場
・第9回NFCC全国ハイスクールダンスコンペティション
 …NFCC審査員特別賞 チャコット賞

豊田市立小清水小学校 相撲部 顧問 柳瀬 隼人

推薦理由

  • 日本の国技である相撲に部活動として取り組み、心技体を鍛えるため稽古に励んでいる。
  • 元幕内力士春ノ山(春山竜尚氏)は本校の卒業生であり、本人より指導も受けている。
  • 毎年7月に開催される「豊田おいでんまつり相撲大会」では平成24年より出場し、3位以内に入賞、また毎年10月開催の「豊田市民相撲選手権」では、こちらも平成24年より本年まで、優勝や準優勝という成績を残している。

主な活動

「豊田おいでんまつり相撲大会」(毎年7月開催)
平成24年優勝 25年準優勝 26年優勝 28年第3位
「豊田市民相撲選手権大会」(毎年10月開催)
平成24年優勝 25年優勝 26年優勝 27年準優勝 28年準優勝 29年優勝

日進児童合唱団 代表 浅井 淳子

推薦理由

  • 平成2年にスタートした市内唯一の児童合唱団として、また県下でも活動暦の長い合唱団として、「聴いて・見て・楽しめるステージ」をモットーに合唱ミュージカルを中心としたステージを展開している。
  • 2年に1回に開催している演奏会では、1,000名程の観客を動員し、地域の芸術・文化振興に貢献している。また、国際交流やボランティア演奏にも積極的に取り組み、今後ますますの地域貢献が期待される。

主な実績

・2年に1回、演奏会を主催している他、主な出演として
平成6年 愛知国体開会式
平成17年 愛・地球博
平成22年 地球いきものEXPOinモリコロパーク
平成27年 日進・東郷 秋のふれあいフェスティバル出演
平成29年 にっしんわいわいフェスティバル出演

刈谷市立亀城小学校 合唱部 顧問 河治 真未

推薦理由

  • 創部4年目の部活動であり、現在4~6年生の63名で活動している。
  • 主な活動としては、校内の音楽集会で全校生徒の前に立ち、他の児童の歌をリードする役割を担っている。
  • 又、市内や学区の音楽イベントに参加したり、NHKコンクールやCBCコンクールに積極的に参加し、実績を残している。
  • これらのコンクールの結果を受け、さらに地域の方に広く認知され、お祭りやイベントへの出場機会も増えている。
  • 地域に愛される部活動を目指して、活動している。

主な実績

平成28年 NHK全国学校音楽コンクール三河予選金賞
NHK全国学校音楽愛知県コンクール金賞
NHK全国学校音楽東海北陸ブロックコンクール 銅賞
CBC子ども音楽コンクール地区予選 優秀賞
CBC子ども音楽コンクール中部日本決勝大会 優良賞
平成29年 NHK全国学校音楽コンクール三河予選金賞
NHK全国学校音楽愛知県コンクール金賞
NHK全国学校音楽東海北陸ブロックコンクール 奨励賞
CBC子ども音楽コンクール地区予選 優秀賞
CBC子ども音楽コンクール中部日本決勝大会 優秀賞第2位

あさひ根っ子の会 代表者 安藤 米冶

推薦理由

  • 子ども達に身近な森に触れる機会を提供し、故郷への愛着を育み、地域の森づくりの担い手の育成を目的とし平成28年に設立された団体である。
  • 主な活動は、地域の小中学校の生徒による森の健全性の調査や間伐体験を行うことで多くの子ども達が森林に触れる機会を創出している。
  • その結果、平成28年度には、子ども達が「あさひ森の健康診断報告会」などで森林整備の重要性を訴えるなど、森林への関心と愛着が深まっている。
  • 旭地区では森林の荒廃による整備が課題となっているが、この活動が課題解消にも繋がると考えられる。

主な実績

・子ども森の健康診断の実施(小渡小学校、敷島小学校)
・学有林など地域の自然観察会の実施(小渡小学校、敷島小学校)
・林育(※)推進ポスターとその標語および地域通貨券
 (モリ券)のデザイン画募集(小渡小学校、敷島小学校)
・間伐体験(小渡小学校、旭中学校)
・薪割体験(敷島小学校)
※ 林育:旭地区の造語。林の中で自然と触れ合い学ぶ活動

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