ごあいさつ

写真:理事長 藤嶋伸一郎

職員全員が顧客のベストパートナーとなるサービス、収益性、地域シェア県内ナンバーワン金庫

平素より豊田信用金庫をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
さて、2023年度の経済動向を概観いたしますと、ロシア・ウクライナ戦争の長期化や欧州経済の低迷等に加え、金融引き締め下での大幅な円安進行など、複数の外部要因により経営環境に大きな影響を受けました。また、コロナ禍からの脱却は景気回復の原動力となりましたが、想定外の物価上昇が個人消費停滞を引き起こしました。一方、インバウンド需要の回復やコスト増の価格転嫁が進んだことは、デフレ脱却のための基盤を整える一因となりました。
こうした経営環境の中、当金庫は地域の皆様にご満足いただける金融商品、サービスの提供に努めてまいりました。その結果、預金につきましては期末残高で1兆8,280億円(前期比685億円3.8%増)、貸出金につきましては同じく9,235億円(前期比218億円2.4%増)とすることができました。
収益面では、引き続き物価高、資源高等により影響を受けた事業者の皆様への継続支援ならびに住宅ローン等の供給に努め、また預け金での運用を強化した結果、貸出金利息収入および預け金利息収入が増加いたしました。また投資信託の基準価格上昇や新NISA制度の開始を背景として預かり資産販売が堅調であったことから、役務取引等収益が増加いたしました。その結果、経常利益は37億円(前期比5億円17.2%増)、当期純利益は27億円(前期比3億円14.0%増)となりました。
今期は2024年度を初年度とする中期経営計画「Challenge for TX(とよしんトランスフォーメーション)2024」に取組み、ビジョンとする「これからもずっととよしん」のもと、お客様に選ばれる金庫、職員が働きたいと思う金庫、地域とともにあり続ける金庫を目指してまいります。
引き続きなお一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう、謹んでお願い申し上げます。

2024年6月

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