ごあいさつ

理事長写真

 平素より豊田信用金庫をお引き立ていただき、誠にありがとうございます。
 さて、平成28年度の経済動向を概観いたしますと、年度前半は、新興国経済の減速や円高が進行したこと等から製造業の収益の下押し要因となり、景気の足踏み状態が続きました。しかし、年度後半は、11月の米国大統領選で大規模な投資と減税を掲げるトランプ氏が当選して状況が反転し、金利上昇、円安となり、緩やかな回復基調を辿りました。
 一方、金融面では、日銀のマイナス金利政策の影響により、市場金利が極めて低水準で推移し、貸出金利や運用利回りの一層の低下をもたらし、金融機関の収益環境は、かつてないほど厳しい状況が続きました。
 こうした経営環境の中、当金庫は地域の皆様にご満足いただける金融商品、サービスの提供に努めてまいりました。その結果、預金につきましては期末残高で1兆4,355億円(前期比661億円4.8%増)、貸出金につきましては同じく6,724億円(前期比380億円5.9%増)とすることができました。
 収益面では、マイナス金利政策の影響により貸出金利息収入や有価証券利息配当金等が前期に比べ大幅に減少しましたが、費用面で預金支払利息や不良債権処理費用等が減少したこともあり、経常利益は31億円、当期純利益は22億円となりました。
 平成29年度は、さらに地域に必要とされる金融機関となることを計画の理念として策定した中期経営計画「とよしんイノベーション2015」の最終年度にあたります。さらなる飛躍を期して各種経営課題や計数目標に、既成概念にとらわれずに挑戦することにより、安定した業績を残せるよう努めてまいります。
 今後とも一層のご支援ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

平成29年6月

理事長
黒 田  連